新人はお客様気分ではいけないのです。それも入社した日から。

もちろん経験や知識が乏しいのはしょうがありませんが、プロフェッショナルという意識をもって主体的に行動することが大切です。

プロとは次のような人のことを言います。

1.どんな場面でも最高のプレー、演技をする技術と最後までやり抜く心をもっている
2.そのための工夫と努力を日頃から欠かさない
3.世間様の評価を受け容れる

 

1.どんな場面でも最高のプレー、演技をする技術と最後までやり抜く心をもっている

スポーツ選手を思い浮かべてもらうとわかりやすいですが、一流のスポーツ選手はどのチームに行ってもどの国に行ってもそこで素晴らしいプレーをすることが求められます。

与えられたポジション、環境を問わず最高の演技をすることが期待され、その期待に応えることが一流のプロとして認められます。

これと同じことがビジネスパーソンにも言えます。

会社に入ったばかりの新人はまだ何をやったらよいかわからないでしょう。

でもすぐにそこで働いている人はどんな動きをしているのか観察することはできると思います。

注意深く廻りを観察することによってその会社あるいは事業所がどのような価値を生み出しているのかを観察してみましょう。

そして自ら価値を生むためにはどのような行動をとれば自分の頭で考えます。

他人に言われた通りに動くのではなく、自分自身で主体的に動くことが大切です。

はじめのうちは失敗もあって当然ですし、許してもらえるでしょう。

でも致命的な失敗をしないためには上司や先輩に積極的に質問をしてみましょう。

相手はあなたの熱意を評価して応えてくれると思います。

 

2.そのための工夫と努力を日頃から欠かさない

プロと言われる人たちは練習、稽古、研究を欠かしません。

たとえすぐに役立つものでなくてもその成果を発揮する日に備えて。

ビジネスパーソンの場合は自分の会社があつかう商品やサービス、取引相手となるお客様その他、会社の活動に関連する法規制などたいへん多くの知識を得ることが必要です。

また営業活動やおカネの管理などに関する技術も身につけtえおかねばなりません。

すぐにそれらが必要になるわけではありませんが、多様なスキルをひとつずつ学習しておくことはたいへん重要です。

それらは決してムダにはなりません。

いつか必ず役に立つ日がきます。

 

3.世間様の評価を受け容れる

プロフェッショナルはその行動が廻りから高く評価された場合にはじめて賞賛そして報酬を得ることができます。

自己満足ではおカネをいただけないのがプロの世界です。

「自分はどのようなことを期待されているか」ということを正確に理解した上でその期待に100パーセント、いや期待以上の成果を出したときにはじめて高い評価を得られます。

 

※(追加で)4.自分の可能性を信じ、気持ちを楽にして取り組む

1から3までを読むと自分には厳しすぎると感じる人もいるかもしれません。

しかし初めから完全にできる人間などいません。すこしずつ一歩一歩進んでいけば今よりも必ず成功できるはずです。

今の自分よりも少しだけよくしようという気持ちで毎日を過ごしていけば、ある時予想もしていなかった大きな成長に気づく時がくるはずです。