こないだこんなうれしいことがあった。

いつものように朝いちばんにカウンターに着席し、お客さんからの注文受付のためにカウンターで待機していた。

しばらくするとその日最初のコール。

「おはようございます。金山商会東葛営業所業務担当の亀田でございます。」と電話をとったところ、相手は注文や問い合わせでもなければクレームでもなかった。(クレームじゃなくてよかった。朝一のクレームは心が折れる)

なぜ電話をかけてきたかというとおいらにお礼を言いたかったからだとのこと。

なんでも三日ほど前に当社が取り扱っている商品について問い合わせのあったお客さんで、その時においらがいろいろ調べてくれたので大助かりだったということだった。

「そういえば」と思い出してみると次のようなことだった。

そのお客さんはプラスチック製の収納用品を買いたいがマンションのベランダで使えるものか知りたいのでその商品についていろいろなことを質問してきた人だった。

商品の大きさや重さなどはインターネット上のカタログを見ればわかるのだけれど扉を開閉した場合に周りにぶつかったりしないかとか、屋外で使っても雨が入らないかとかいろいろ細かいことを知りたいようだった。

そこでおいらはお客さんの知りたいことをすべてメモ書きし、それをメーカーに送って調べた結果をその日のうちにお客さんに電話したんだ。

どうもそれが役に立ったようで、「どうしてもお礼を言いたかった。」と電話をかけてきたとのこと。

うれしいなあ。おいらは今のところ業務担当ということで電話番から先輩の手伝い、お客さんが来社されたときのお茶くみや事務所の掃除までありとあらゆる仕事をしていて時にはめんどくさくなってしまうこともあった。

でもこんなうれしいことも時にはあるのだと思うと俄然やる気が出てくる。

そして実はさっき所長から新しい仕事を指示されたんだ。

今当社がねらっているお得意さんが大型ショッピングモールをつくるらしいのだけれどそのオープン記念におしゃれ雑貨を取りそろえるということらしく、その提案書づくりに参加してくれとのこと。

入社したてのおいらにはちょっと荷が重いけどなんとかやってみようと思う。

所長には、なぜおいらにその仕事を手伝ってほしいとおっしゃったのかおそるおそる聞いてみた。

そしたら日頃商品知識を熱心に調べているし、ユーザーの立場にたって商品を評価する目をもっていると、かゆくなるようなお褒めの言葉をもらった。

大企業相手にプレゼンする商品の選定や企画書づくりなど新米のおいらには不相応かもしらないけれど毎日の仕事に一生懸命取り組んできたのが認められたようでうれしい。

よーし、がんばるぞ!!

 

関連記事

思い込みをなくそう